きっかけⅢ

きっかけシリーズです。
 
 
設計の仕事を楽しく感じ、続けたいと
思うようになるまでの話し。
 
 
辛い経験ばかりだったが、なぜか他の道を選ぼうとはしなかった。
なぜか、あの頃の私には止める、諦める、っていう選択肢は無かった、!
 
とにかく、何者かになりたかったんだと思う。何者にもなれていない自分がとにかく嫌だった。
わたしは、これで社会に貢献している人間です。って言えるものが欲しかった。
 
で、次もまた設計事務所に行くんだけど、
流石にお金が無い問題が出てきて、(事務所時代は手取り9万くらいだった)
最後に勤めた会社(工務店)に入社、
そこで私は初めてこれまでの経験が全部繋がる体験をする。
 
 
最初の事務所ではデザインの仕事との向き合い方、要するに頑張り方、努力の仕方を学んだ。

次の事務所では作りたいイメージを具現化するまでのプロセスを学べた。
たとえばプレゼンテーションの資料作り、表現したいものの素材の選び方。

そして、最後に働いた会社では
これまで代表がデザインしたものを形にしていた側から、自分でデザインしてクライアントさんとのやり取りもして、全てを一人でやり切る方法を身につけた。

そこで、やっと楽しいと思えた。
これは、私の財産。
 
 
頑張り方さえ分からずに、ただただ時間が過ぎ、不安だらけだった頃の自分、
どうしても辞めたく無くて、
それでも少しずつ出来るようになり、
役に立っているかもしれないと思えるようになり、
一人でやってみろって言われて無我夢中でやってみて自分のイメージが形になり
クライアントさんから感謝される喜びを感じた。 
 
 
あの頃は、そんな風に思えるようになるなんて、思いもしなかった。
 
 
以上で、きっかけシリーズ終わります。

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リノベーションした自宅の事 仕事の事・自分の気持ちなど

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