余白を残して設計する

うちのキッチンは結構大きくて、機能だけを考えればこんなに大きくする必要は無いんだけど、洗濯機を組み込んでいたりすることもあり、カウンターがかなり広い。
物を作るときに、こういった余白を残したりすることがある。

この余白は使う人によって使い方が変わったり、使う人が使い方を決めていく余白。


今回、キッチンを必要なだけの大きさにせずに、少し大きめにしたことで

私は常にキッチンに花を置く事を自然にしていたり、かわいいパッケージの紅茶なんかを置いて楽しくなるよう工夫している。

 また、キッチンが広いことで、シンクからコンロまで2歩くらい歩くことになるんだけど、

この距離感があることで、キッチンの中に、瓶に入れたお米が置けたりする。

普通、こんな通路に置いてたら邪魔だけど。お米が見えててなんか面白い。

あとは、本当は椅子も置きたい。簡単なスツール。

この感覚はとっても説明が難しいのだけど、不便さから生まれるものの面白さやある意味かっこよさのようなものを私は作りたいと思っている。


クライアントさんに無理に押し付けることはしないけど、だから自分の暮らしで見せられたらなって思って自宅は設計した。

今は、キッチンの真ん中にデーンってかわいいゴミ箱があってもいいなーって思ってる。

これも、キッチンが広いから反対側に置いてあるゴミ箱が遠いなーって思ってて、

じゃあ常に見せてもいいようなカッコいいゴミ箱を真ん中に置いちゃおう!って感じで今ゴミ箱を選んでる。

やっぱりbrabantiaか、simple humanだな!

この存在感、むしろ見せたい。。

mille-feuille

リノベーションした自宅の事 仕事の事・自分の気持ちなど

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